遠くエチオピアから海を渡った血統が、中米ニカラグアの土地で育つと、どんな一杯になるのでしょうか。ニカラグア ハバニカとは、エチオピア由来の品種「ハバニカ(ジャバニカ)」をニカラグアで栽培したコーヒーのことです。BrewMatchで扱うこの豆はハニープロセスで仕上げられており、キャラメルやナッツのような香ばしい甘さと、粘液質由来のまろやかでコクのある口当たりが特徴です。あまり聞き馴染みのない品種名の由来と、その甘さの正体を見ていきます。
- ハバニカ(ジャバニカ)は、エチオピアに由来を持つ品種のひとつ
- ニカラグアは中米の主要なコーヒー生産国のひとつで、高地でスペシャルティコーヒーが栽培されている
- 精製方法はハニープロセス。キャラメルやナッツのような香ばしい甘さが持ち味
- 酸味は穏やかで、粘液質由来のコクのあるまろやかな口当たりが楽しめる
- 90℃前後・中挽きのハンドドリップで、甘さをしっかり引き出すのが定番
ハバニカ(ジャバニカ)種とは
ハバニカは、コーヒーの品種の名前で、エチオピアに由来を持つ品種のひとつです。「ジャバニカ」という表記も使われ、インドネシアのジャワ(Java)を経由して伝わった系統を指すという説もあります。
中米では、こうした在来品種の個性を見直す動きが広がっており、カトゥーラ種やカトゥアイ種のような多収品種とは一線を画す存在として注目されています。品種の違いが味にどう影響するかは、パナマ カトゥアイとはでも別の角度から触れています。
産地:ニカラグアのコーヒー
ニカラグアは中米に位置し、ホンジュラスやコスタリカと並ぶコーヒー生産国のひとつです。北部を中心とした高地にコーヒー農園が広がり、スペシャルティコーヒーの産地としても評価を高めてきました。
中米のコーヒー全体に共通する、クセの少ない飲みやすさはホンジュラスコーヒーとはでも触れましたが、ニカラグア ハバニカは品種の個性とハニープロセスの組み合わせによって、キャラメルのような甘さとコクがより前に出た味わいに仕上がっています。
味わいの特徴
ニカラグア ハバニカの持ち味は、キャラメルやナッツを思わせる香ばしい甘さと、まろやかでコクのある口当たりです。
- キャラメルやナッツのような、香ばしく奥行きのある甘さ
- 酸味は穏やかで、甘みの印象が先に立つ
- 粘液質由来のまろやかな質感と、ちょうどよいコク
- 苦味は控えめで、重くなりすぎない後味
ハニープロセスと味の関係
この甘さを支えているのがハニープロセスです。収穫したチェリーの果肉を取り除いたあと、糖分を含む粘液質(ミューシレージ)を一部残したまま乾燥させる精製方法で、水洗いで洗い流す「ウォッシュド」と、果肉つきのまま乾燥させる「ナチュラル」の中間に位置します。ハニープロセスが甘さとコクを引き出す仕組みは、エルサルバドル パカマラとはでも詳しく解説しています。ウォッシュド・ナチュラルとの違い全般はウォッシュドとナチュラルの違いとはもあわせて参考にしてください。
おいしい淹れ方のコツ
キャラメルのような甘さと、まろやかなコクを引き出すように淹れるのがポイントです。
1. 湯温は90℃前後に
90℃前後とやや高めの湯温が、甘さとコクをしっかり引き出します。低すぎると、持ち味の香ばしさが物足りなくなりがちです。
2. 中挽き・比率は1:15
中挽きを目安に、1:15ほどの比率で淹れます。比率の考え方はコーヒーの黄金比とはも参考にしてください。
3. 蒸らしはしっかり30秒、2分45秒ほどで仕上げる
粉全体にお湯を含ませてから30秒ほどしっかり蒸らすことで、ハニープロセスならではの甘さが開きやすくなります。そのあと2分45秒ほどかけて抽出すると、コクとのバランスが取れた一杯に仕上がります。
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- キャラメルやナッツのような、香ばしい甘さのコーヒーが好き
- 酸味は控えめで、まろやかな口当たりを楽しみたい
- あまり知られていない品種や産地のコーヒーを試してみたい
品種名や産地だけでは好みのイメージが湧きにくいという方は、味の傾向から逆算して探すほうが近道になることもあります。甘さ・コク・酸味のバランスを数値で確認したい場合は、診断で自分の好みを整理してみてください。
よくある質問
ニカラグア ハバニカはどんな味ですか?
キャラメルやナッツのような香ばしい甘さと、まろやかでコクのある口当たりが特徴です。酸味は穏やかで、苦味も控えめです。
ハバニカ(ジャバニカ)とはどんな品種ですか?
エチオピアに由来を持つ品種です。「ジャバニカ」という表記は、ジャワ(Java)を経由して伝わった系統を指すという説もあります。
ニカラグア ハバニカはどんな精製方法ですか?
ハニープロセスで精製されています。果肉を取り除いたあと、糖分を含む粘液質を一部残したまま乾燥させるため、キャラメルのような甘さとコクが生まれます。
ニカラグア ハバニカのおすすめの淹れ方は?
90℃前後の湯温で、中挽きの豆を1:15ほどの比率で淹れるのがおすすめです。30秒ほどしっかり蒸らしたあと、2分45秒ほどかけて抽出すると甘さとコクが引き出されます。
ニカラグアはどんなコーヒー産地ですか?
中米に位置する主要なコーヒー生産国のひとつで、北部を中心とした高地でスペシャルティコーヒーが栽培されています。