エルサルバドル パカマラとは、大粒品種「パカマラ」とハニープロセス(蜜を残す精製方法)によって生まれる、はちみつのような甘さとトロピカルフルーツを思わせる華やかさが特徴のコーヒーです。苦味は控えめで、とろけるようなシルキーな口当たりが人気の銘柄です。この記事では、その味わいの理由とおいしい淹れ方をやさしく解説します。
- エルサルバドル生まれの大粒品種「パカマラ」(パカス種×マラゴジッペ種の交配品種)
- 粘液質を一部残して乾燥させる「ハニープロセス」で精製される
- はちみつのような甘さと、とろけるようなシルキーな口当たりが最大の特徴
- トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りも楽しめる
- 酸味はほどよくありつつ苦味は控えめで、後味はすっきり
エルサルバドル パカマラとは
エルサルバドルは中米に位置する小さな国ながら、古くからブルボン種を中心に良質なコーヒーを産出してきた産地です。近年はカップ・オブ・エクセレンスなどの品評会をきっかけに、品種や精製方法にこだわったスペシャルティコーヒーの産地として評価を高めています。
パカマラは、そのエルサルバドルで生まれた交配品種です。豆のサイズが大きいことで知られ、独特の風味を持つ豆として世界的に注目されています。
大粒品種「パカマラ」の由来
パカマラという名前は、掛け合わせた2つの品種の名前を組み合わせたものです。
- パカス種:エルサルバドルで発見されたブルボン種の突然変異種
- マラゴジッペ種:ブラジルで見つかったティピカ種の大粒突然変異種
この2つを掛け合わせて生まれたのがパカマラで、親であるマラゴジッペ種の特徴を受け継ぎ、通常のコーヒー豆よりひと回り大きい粒が特徴です。豆が大きいこと自体が味を決めるわけではありませんが、丁寧な栽培・精製と組み合わさることで、個性的な風味を引き出しやすい品種として知られています。
味わいの特徴:ハニープロセスが生む上品な甘さ
パカマラの魅力は、品種そのものの個性に加えて、**ハニープロセス(ミューシレージを一部残して乾燥させる精製方法)**が生む甘さにあります。
- はちみつを思わせる、とろけるような甘さ
- トロピカルフルーツのような、華やかな香り
- シルキーでなめらかな口当たり
- 酸味はほどよくありつつ、苦味は控えめですっきりとした後味
苦味やコクをしっかり感じたい方にはマンデリンのような深煎り銘柄、酸味の強さを楽しみたい方にはケニアコーヒーのような銘柄がおすすめです。パカマラは、それらとは対照的に「甘さ」を主役にした味わいが持ち味です。
精製方法:ハニープロセスとは
ハニープロセスは、果肉を取り除いたあとに残る粘液質(ミューシレージ)を、一部残したまま乾燥させる精製方法です。水洗いでミューシレージを完全に洗い流す「ウォッシュド」と、果実をつけたまま乾燥させる「ナチュラル」の中間に位置し、両者の甘みとクリーンさをあわせ持つ味わいに仕上がります。精製方法の違い全般については、ウォッシュドとナチュラルの違いとは?でさらに詳しく解説しています。
おいしい淹れ方のコツ:エアロプレスで甘さを引き出す
パカマラの甘さとシルキーな口当たりを引き出すには、しっかり浸漬させて抽出できるエアロプレスがおすすめです。
1. 湯温は89℃前後を目安に
**89℃**前後の湯温で淹れると、甘さを引き立てつつ、渋みの出過ぎない仕上がりになります。
2. 中細挽き・比率1:15で
中細挽きにして、比率は1:15を目安に。比率の考え方はコーヒーの黄金比とは?でも詳しく解説しています。
3. 1分半浸漬してから、ゆっくりプレス
お湯を注いだあと1分半ほど浸漬させ、そのあとゆっくりプレスすることで、はちみつのような甘さがしっかりと引き出されます。抽出時間の目安は2分00秒ほどです。
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- はちみつのような甘さや、トロピカルフルーツの華やかさが好き
- 苦いコーヒーは少し苦手
- 朝食やスイーツと一緒に、やさしい甘さの一杯を楽しみたい
こうした「甘さが主役」の味わいが気になる方は、まずは気軽にBrewMatchの診断で、自分の好みのタイプをチェックしてみてください。
よくある質問
パカマラとはどんな豆ですか?
エルサルバドルで生まれた交配品種で、パカス種とマラゴジッペ種を掛け合わせて作られました。豆のサイズが大きいことで知られています。
パカマラはどんな味ですか?
はちみつのような甘さと、とろけるようなシルキーな口当たりが特徴です。トロピカルフルーツを思わせる華やかな香りもあり、苦味は控えめです。
ハニープロセスとは何ですか?
果肉を取り除いたあとに残る粘液質(ミューシレージ)を一部残したまま乾燥させる精製方法です。ウォッシュドとナチュラルの中間で、甘みとクリーンさをあわせ持つ味わいになります。
パカマラのおすすめの淹れ方は?
89℃前後の湯温、中細挽き、比率1:15を目安に、エアロプレスで1分半ほど浸漬させてからゆっくりプレスするのがおすすめです。甘さがしっかり引き出せます。