**水出しコーヒー(コールドブリュー)とは、お湯を使わず、水と粗挽きの粉を長時間(8〜12時間ほど)浸けておくことで抽出するコーヒーです。**熱を加えないため酸味や雑味が出にくく、まろやかで飲みやすい味わいになるのが特徴です。この記事では、専用ポットが無くても作れる基本の作り方と、おいしく仕上げるコツをやさしく解説します。
- 挽き目は「粗挽き」。細かすぎると雑味が出やすく、濾すのも大変になる
- 黄金比は豆1:水12〜15前後(例:豆50gに水700ml前後)
- 水出しは冷蔵庫で8〜12時間が目安。長すぎると渋みが出るので注意
- 熱を加えないため酸味がまろやかになり、カフェイン量は抽出時間や粉量で変わる
- 作り置きした後は冷蔵で2〜3日を目安に飲みきる
水出しコーヒー(コールドブリュー)とは?
水出しコーヒーは、お湯を使う一般的なドリップコーヒーとは異なり、常温または冷たい水にコーヒーの粉を長時間浸して、ゆっくり成分を抽出する方法です。英語では「コールドブリュー(Cold Brew)」と呼ばれます。
お湯で淹れるハリオV60のハンドドリップは数分で抽出が終わりますが、水出しは水分子の動きが穏やかなぶん抽出に時間がかかります。そのかわり、熱によって溶け出しやすい酸味や苦味・渋み成分が出にくく、雑味の少ないまろやかな味わいに仕上がるのが最大の魅力です。夏場の冷たいコーヒーはもちろん、まろやかな口当たりが好みの方にも人気があります。
用意するもの
- 容器(ピッチャーや瓶など。専用の水出しポットがなくてもOK)
- コーヒーの粉(粗挽き、水400mlあたり約30g)と水(浄水またはミネラルウォーター)
- 濾すための不織布フィルターやペーパーフィルター、茶こしなど
- コーヒーミル、あればスケール(はかり)
挽き目は粗挽きが基本です。フレンチプレスと同じか、やや粗いくらいを目安にしましょう。細かく挽きすぎると濁りや雑味の原因になるほか、粉が目詰まりして濾しにくくなります。
基本の作り方(漬け込み式・冷蔵庫で一晩)
道具を選ばずどこでも作れる、粉と水を容器に入れて漬け込むだけの「漬け込み式」の手順を紹介します。
- 1粉を容器に入れる
粗挽きにしたコーヒーの粉を、清潔な容器(ピッチャーや瓶)に入れる。目安は水400mlあたり粉約30g。
- 2水を注いでなじませる
常温の水を静かに注ぎ、粉全体が水に浸るようスプーンなどで軽く混ぜてなじませる。
- 3冷蔵庫で8〜12時間漬け込む
容器にふたやラップをして冷蔵庫へ。8〜12時間ほど置いて、じっくり成分を抽出する。
- 4濾して粉を取り除く
不織布フィルターやペーパーフィルター、茶こしなどを使い、粉をしっかり濾しとる。二度濾すとより透明感のある仕上がりになる。
- 5冷蔵保存する
濾したコーヒー液は清潔な容器に移し替え、冷蔵庫で保存する。2〜3日を目安に飲みきる。
おいしく淹れる3つのコツ
1. 浸ける時間を長くしすぎない
8〜12時間が目安ですが、長時間漬け込みすぎると渋みやえぐみが出やすくなります。まずは8時間程度から試し、味を見ながら好みの浸漬時間を見つけましょう。豆とお湯(水)の比率の考え方はコーヒーの黄金比とは?でも詳しく解説しています。
2. 挽き目を揃える
粉に細かい粒が多く混ざっていると、長時間の浸漬でその部分から雑味が出やすくなります。ミルの挽き目を粗めで均一に揃えることが、クリアな味わいへの近道です。
3. しっかり濾す
水出しコーヒーは粉が沈殿しやすいため、濾し方が甘いと粉っぽさが残ってしまいます。不織布フィルターやペーパーフィルターで丁寧に濾すか、一度濾したものをもう一度濾すと、より澄んだ味わいになります。フレンチプレスの淹れ方と同様、金属フィルターだけだと微粉が残りやすいので注意しましょう。
味の調整
- 薄い/物足りない → 粉の量を増やす、または浸漬時間を長めに
- 渋い/えぐみがある → 浸漬時間を短くする、または挽き目を少し粗くする
まずは豆選びから、という方は、好みの味を診断してみるのが近道です。水出しコーヒーとの相性が良い、酸味の穏やかな豆もBrewMatchが提案します。
よくある質問
水出しコーヒーの挽き目はどれくらいが目安ですか?
粗挽きが基本です。フレンチプレスと同じか、やや粗いくらいを目安にしましょう。細かく挽きすぎると濁りや雑味の原因になり、濾すのも大変になります。
水出しコーヒーはどれくらいの時間漬け込めばいいですか?
冷蔵庫で8〜12時間が目安です。長時間漬け込みすぎると渋みやえぐみが出やすくなるため、まずは8時間程度から試して好みの時間を見つけるのがおすすめです。
豆と水の分量の比率は?
豆1に対して水12〜15前後が目安です。たとえば水400mlなら豆30g、水700mlなら豆50g前後を目安にしてください。
作った水出しコーヒーはどれくらい保存できますか?
冷蔵保存で2〜3日を目安に飲みきるのがおすすめです。時間が経つと風味が落ちていくため、できるだけ早めに飲みきりましょう。
水出しコーヒーとホットで淹れたコーヒーは味がどう違いますか?
水出しコーヒーは熱を加えずに抽出するため、酸味や苦味・渋み成分が出にくく、まろやかで雑味の少ない味わいになりやすいのが特徴です。ホットで淹れるコーヒーは短時間で成分をしっかり引き出せる分、酸味や香りが立ちやすくなります。