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コスタリカのアナエロビック(嫌気性発酵)とは?

コスタリカのアナエロビック(嫌気性発酵)とは?(発酵が生む個性派フレーバー)のイメージ画像

アナエロビック(嫌気性発酵)とは、酸素を遮断した密閉タンクの中でコーヒーの実や生豆を発酵させる精製方法で、通常のウォッシュドやナチュラルでは出せない、シナモンやトロピカルフルーツを思わせる際立った香りを生み出すのが特徴です。コスタリカ産をはじめ、近年のスペシャルティコーヒーで注目を集めています。この記事では、その仕組みと味わいの理由、おいしい淹れ方をやさしく解説します。

この記事の要点
  • アナエロビックは、酸素を遮断した密閉タンクで発酵させる精製方法の総称
  • 酸素のない環境でじっくり発酵が進むことで、通常より複雑で際立った香りが生まれる
  • コスタリカのアナエロビックは、シナモンのようなスパイス感とトロピカルな果実味、ワイニーな余韻が特徴
  • 湯温はやや低めの88℃前後、中細挽きでゆっくり淹れると、発酵由来の香りがまとまりやすい

アナエロビック(嫌気性発酵)とは

アナエロビックとは、英語で「嫌気性の」を意味する言葉で、コーヒーの精製(生豆をどう処理して乾燥させるか)における発酵方法のひとつです。収穫したコーヒーの実や果肉を除去した生豆を、密閉できるタンクの中に入れ、意図的に酸素を遮断した状態でじっくり発酵させます。

一般的なウォッシュド(水洗式)やナチュラル(乾燥式)が空気に触れた状態で発酵が進むのに対し、アナエロビックでは酸素の少ない環境で発酵微生物の働き方が変わり、通常とは異なる香り成分が生まれやすくなります。タンク内の温度や時間を管理することで、生産者が狙った風味を作り込めるのも大きな特徴です。

味わいの特徴

コスタリカ アナエロビックの魅力は、なんといっても発酵由来の複雑で個性的な香りです。次のような風味がよく挙げられます。

酸味と甘みがともにしっかりしていて(酸味・甘み共に高め)、苦味は控えめ。個性がはっきりした、通好みの一杯です。

なぜ個性的な風味が生まれるのか

通常の精製では、果肉除去後の生豆はある程度空気に触れながら発酵・乾燥が進みます。一方アナエロビックでは、密閉タンクの中で酸素が絶たれるため、酵母や乳酸菌といった微生物の働き方が変化し、通常は生まれにくい香り成分(エステル類など)が生成されやすくなるといわれています。

この発酵管理の自由度の高さから、生産者ごとに個性の異なるアナエロビック豆が生まれており、精製方法の違いをより深く知りたい方はウォッシュドとナチュラルの違いもあわせて参考にしてください。

コスタリカ アナエロビック
コスタリカ・中煎り・アナエロビック
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おいしい淹れ方のコツ

発酵由来の繊細な香りを引き出すには、湯温と挽き目がポイントです。

1. 湯温はやや低めの88℃前後

高温で淹れると香りが飛びやすいため、**88℃**前後のやや低めの湯温がおすすめです。ゆっくり注ぐことで、複雑な香りがまとまりやすくなります。

2. 挽き目は中細挽きで、比率は1:16

中細挽きにして、比率は1:16、抽出時間は2分45秒ほどが目安です。比率の考え方について詳しくはコーヒーの黄金比とは?でも解説しています。

3. ハンドドリップでゆっくり抽出

V60のようなドリッパーで丁寧に淹れると、発酵由来の甘さと果実味が際立ちます。基本の淹れ方はハリオV60の淹れ方も参考にしてください。

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こんな人におすすめ

こうした「発酵が生む個性派フレーバー」が気になる方は、まずは気軽にBrewMatchの診断で、自分の好みのタイプをチェックしてみてください。

よくある質問

アナエロビック(嫌気性発酵)とはどんな精製方法ですか?

酸素を遮断した密閉タンクの中でコーヒーの生豆を発酵させる精製方法です。通常のウォッシュドやナチュラルより発酵環境が特殊なため、複雑で際立った香りが生まれやすくなります。

コスタリカ アナエロビックはどんな味ですか?

シナモンシュガーを思わせるスパイス感、トロピカルフルーツのような果実味、赤ワインを思わせるワイニーな余韻が特徴です。冷めるほどに果実味が際立ちます。

アナエロビックはウォッシュドやナチュラルと何が違いますか?

ウォッシュドやナチュラルは空気に触れた状態で発酵が進むのに対し、アナエロビックは酸素を遮断した密閉タンクで発酵させます。この違いにより、通常とは異なる香り成分が生まれやすくなります。

アナエロビックの豆はどうやって淹れるのがおすすめですか?

88℃前後のやや低めの湯温、中細挽き、比率1:16を目安にしたハンドドリップがおすすめです。ゆっくり淹れることで発酵由来の香りがまとまりやすくなります。