熟しても赤にも黄色にもならず、淡いピンク色の実をつける珍しいコーヒーノキがあります。コロンビア ピンクブルボンとは、淡いピンク色に熟すレアな品種「ピンクブルボン」をコロンビアで栽培したコーヒーです。パイナップルやマンゴーのようなトロピカルな果実味と、ハチミツのような濃密な甘さが特徴です。 流通量がごく限られるこの豆の個性と、おいしく引き出す淹れ方のコツを紹介します。
- ピンクブルボンは、熟すと淡いピンク色になる珍しい品種で、コロンビアの一部産地で栽培されている
- レッドブルボンとイエローブルボンの自然交雑、あるいは独自の変異との説があるが、ブルボン系統かどうかも含めて起源は断定されていない
- ウォッシュド精製で、パイナップルやマンゴーのようなトロピカルフルーツの果実味とハチミツのような濃密な甘さが持ち味
- 流通量がごく限られる希少なスペシャルティコーヒーで、出会える機会自体が少ない
- 89℃前後・中細挽きのハンドドリップで、トロピカルな甘さを活かすように淹れるのが定番
ピンクブルボン品種とは
ブルボン種は、コーヒーの代表的な品種のひとつで、熟した実の色によって「レッドブルボン(赤)」「イエローブルボン(黄)」などに分けられます。ピンクブルボンは、それらと並ぶ名前で呼ばれることが多い豆で、熟すと赤と黄の中間のような淡いピンク色になるのが特徴です。
ただし、その位置づけには不確かな点が多く残っています。レッドブルボンとイエローブルボンの自然交雑、あるいは独立した変異種という説がある一方、そもそもブルボン系統に含まれる品種なのかどうかにも異論があるとされ、起源や系統は断定されていません。コロンビアの一部の産地で、ごく限られた規模で栽培されているコーヒーです。
なぜ希少なのか
BrewMatchのカタログでも「希少な」品種として紹介されているとおり、ピンクブルボンは流通量がごく限られたコーヒーです。コロンビアコーヒーとはで紹介した、カスティージョ種などを中心とした一般的なコロンビアコーヒーと比べると、出会える機会そのものが少ない「限定品」に近い存在といえます。品質基準を満たしたスペシャルティコーヒーとはの中でも、希少性の高さから注目されやすい品種のひとつです。
味わいの特徴
ピンクブルボンの持ち味は、パイナップルやマンゴーを思わせるトロピカルな果実味と、ハチミツのような濃密な甘さです。
- パイナップルやマンゴーのような、ジューシーなトロピカルフルーツの風味
- ハチミツを思わせる、とろけるように濃密な甘さ
- 酸味はやや高めで、甘さとともに果実のジューシーさを後押しする
- 苦味は控えめで、ボディ(コク)は中程度のなめらかな口当たり
この味わいを支えているのが、ウォッシュド(水洗式)精製です。果肉を取り除いてから発酵・水洗いを経て乾燥させるため、雑味の少ないクリーンな質感のうえに、品種由来のトロピカルな果実味がくっきりと浮き上がります。
おいしい淹れ方のコツ
トロピカルな果実味とハチミツのような甘さ、どちらも引き出すように淹れるのがポイントです。
1. 湯温は89℃前後、高すぎないように
湯温が高すぎると渋みが先に立ち、果実味が埋もれてしまいます。89℃前後を目安にすると、甘さと果実味のバランスが取りやすくなります。
2. 中細挽き・比率は1:16
中細挽きにして、1:16ほどの比率で淹れます。比率の考え方はコーヒーの黄金比とはでも詳しく解説しています。
3. 蒸らしは30秒、2分30秒ほどで仕上げる
粉に少量のお湯を注いで30秒ほど蒸らし、そのあと細く注ぎながら2分30秒ほどかけて抽出すると、トロピカルな香りと甘さがすっと引き出されます。
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- パイナップルやマンゴーのようなトロピカルフルーツの風味が好き
- ハチミツを思わせる濃密な甘さを求めている
- 希少な品種や限定ロットのコーヒーを試してみたい
一期一会ともいえるこの華やかな甘さが気になったら、BrewMatchの診断で自分がどんな産地タイプに近いかを確かめてから選んでみるのもおすすめです。
よくある質問
コロンビア ピンクブルボンはどんな味ですか?
パイナップルやマンゴーのようなトロピカルフルーツの風味と、ハチミツを思わせる濃密な甘さが特徴です。酸味はやや高めで、苦味は控えめです。
ピンクブルボンはなぜ希少なのですか?
流通量がごく限られる品種のため、希少なスペシャルティコーヒーとして扱われています。出会える機会自体が少ない豆です。
ピンクブルボンとレッドブルボン・イエローブルボンは何が違いますか?
熟した実の色がそれぞれ異なります(赤・黄・ピンク)。ピンクブルボンはレッドブルボンとイエローブルボンの自然交雑、あるいは独立した変異種という説がありますが、そもそもブルボン系統に含まれるのかどうかも含めて、起源や系統はまだ断定されていません。
ピンクブルボンのおすすめの淹れ方は?
89℃前後の湯温で、中細挽きの豆を1:16ほどの比率で淹れるのがおすすめです。30秒ほど蒸らしたあと、2分30秒ほどかけて抽出するとトロピカルな甘さが引き出されます。
ピンクブルボンはどんな精製方法ですか?
ウォッシュド(水洗式)で精製されています。果肉を除いてから発酵・水洗いを経て乾燥させるため、雑味の少ないクリーンな質感のうえに品種由来の果実味が際立ちます。